行雲流水でいこう

行雲流水でいこう

主にグルメ、ダイエット、ネットの話、ガーデニングからガンダムまで幅広く、日常の出来事や感じたことを書いてます。お気軽に読んでやってください

豆腐の消泡剤って体に悪いの?

 

ダイエットしなければいけないので最近は白米の代わりに豆腐を主食にしています。

これまでは醤油ビチャーっと掛けておかず一品として食べていましたが、主食として醤油をつけずに食べるようになると大豆の風味が分かるようになってきて、なんだかそれだけで健康になってるような気がします。

って、体重落ちてないから気のせいですね。

(¯―¯٥)

豆腐と言えば

子どもの頃は近くの商店街に豆腐屋さんがあって、大きな水槽の中で泳いでいる豆腐をおじさんが素手に載せて大きな包丁でリズミカルに切り分けているのを見て楽しそうだなぁ、と思ってましたが、豆腐屋さんって朝は早いし水は冷たいし、かなりの重労働だというのを大人になってから知りました。豆腐屋△!!

 

最近はスーパーでもパックで小分けにされて売られていますし、安ければ3パック60〜80円くらいなので家計にも優しい優等生です。

で、とりあえず安い豆腐を買おうとすると横から嫁さんが「消泡剤が入ってないやつにしときや」と忠告してきます。

 

「消泡剤って何?」と聞くと

「添加物やから体には良くないんちゃう?知らんけど。」との答え。ざっくりしたやりとりですね。

で、豆腐の原材料を見てみると、たしかに消泡剤が入っているのと入っていないのに分かれています。


f:id:nhiarogyuakio:20200917133941j:image

f:id:nhiarogyuakio:20200917133930j:image

しかも、そのスーパー最安値の豆腐には消泡剤が入っていたので、「安く製造するための添加物(=体に良くない)を使っている」と思ってしまうのは仕方がないですよね。

٩(๑`ȏ´๑)۶

ということで、豆腐の消泡剤っていったい何なのかを少し調べてみました。

 

 

ここからが本題です。

 

豆腐の主原料はもちろん大豆です。

大豆を茹でると大量の泡が出るのですが、そのまま固めてしまうと気泡だらけの豆腐になってしまい食感が悪く日持ちが悪くなってしまいます。

なのでその泡をすくったり濾したりして取り除く必要があるんですが、大量生産するには掬う、濾すという工程が手間になるんです。

だから簡単に素早く泡を取り除く方法として消泡剤というものを使うようになりました。

 

消泡剤はその成分の違いとして以下の3つに大別されています。

 1.グリセリン脂肪酸エステル

 2.シリコーン樹脂(ジメチルポリシロキサン)

 3.高酸化油脂系

 

豆腐に使われる消泡剤は1のグリセリン脂肪酸エステルです。

乳化剤として広く使われており、マーガリンや乳飲料、菓子類や缶コーヒーなど私たちもよく口にしているようです。

 

2のシリコーン樹脂系は体内で消化されずに排出される性質があり、主に医療系で使われています。

人間ドッグ等で胃カメラを飲んだことがある人ならご存知かもしれませんが、胃の中の泡を消すために撮影前に飲むドリンクがそれです。

わたしも胃カメラを数回飲んだことがありますが、鼻を通して喉の奥に入っていくカメラケーブルで涙と涎が止まらなくてツラい。といった思い出しか残ってませんけど、その直前に何か飲まされたなぁ、と記憶がうっすら残ってる程度ですね。あー、あれがシリコーン樹脂系の消泡剤なのね。

 

豆腐に使われるグリセリン脂肪酸エステルですが、調べても適量を摂取する程度での健康被害の話は国内では見つかりませんでした。

※欧州食品科学委員会という機関によると、動物実験で肝臓肥大や腎臓石灰化の症状が報告されているそうですが、どれくらいの量と期間を投与したのかが分からないので、結果だけ見て悪者扱いするのは適切ではないと思います。

 

隠された話ですけど、豆腐の原材料に消泡剤が記載されていないからと言って、添加物が使われていないとは限りません。

豆腐を固めるためには凝固剤というのが必須です。

一般的に「にがり」と呼ばれてまして、私たちも「にがり」と聞くと「あー、海水から抽出した透明な水のことね」と思いますけど、あれにも実は天然ものと加工物のものがあります。

その「にがり」の中に消泡剤であるグリセリン脂肪酸エステルを混ぜ合わせて凝固剤(乳化にがり)と表記された豆腐も存在するようです。

 

なんとなく騙しのような表記ですよね。

ではなぜ消泡剤(添加物)の使用を表記しないようにしているかと言うと、食品添加物は体に悪いというイメージが浸透しているからなんですよね。(わたしの嫁さんのように)

人工的に作られたもの、自然界に存在しないものが体に良いはずがない、というのを私たちはいつから刷り込まれてるんでしょうか。

逆に、“添加物不使用”や“無添加”と聞くと体に良いと思い込んでしまうのも同じことの裏返しです。

 

まぁ、添加物に限らず塩も砂糖も水も摂りすぎは体に良くないですし、添加物を一切避け続けるのも難しいと思います。

それでも添加物が気になる人は原材料をよく見て買いましょうというのは、それで安心できるのなら<プラシーボ効果>も含めて間違ってはいないのかもしれません。イワシの頭もなんとか・・・です。

f:id:nhiarogyuakio:20200917140751j:image

ということで今回はリスペクトする豆腐屋さんを思いながら、消泡剤の記事を書いてみました。

 

そういえば

トランス脂肪酸人工甘味料なども一部では悪者扱いされていますね。

機会があればそれらのことも記事にしてみたいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

無添加  ゆでごろう

ヽ(*´∀`)ノ